浜松生まれ、浜松育ち、浜松まつり好きから、浜松凧を作ってみようということで、実際に作って揚げるところまでを何回かに分けて紹介していきたいと思います。最初は、竹ひごでの骨組みからスタートです。
息子の初のお祝いをしたときに記念凧として半畳凧をもらいましたが、これがまた楽しくて、せっかくなので子どもと遊ぶようにもう少し大きな1帖凧を作ってみようと思ったことがきっかけです。記念凧は飾り専用のようにも思えますが、実はしっかりと作られていて、よく揚がるんです。飾ってるだけではもったいないです。
なぜ1帖凧にしたのか?それは、ワンボックスの車で運べるサイズとしては限界のサイズ。1帖凧というとサイズのイメージがわきませんが、125cm × 125cmです。
浜松凧の骨組みは?
凧を作っていくための最初の作業は、骨組み。浜松凧は骨組みが細かく、糸目もたくさん付いているため強度もある凧。といっても自分で作ったことはないので、半畳凧を参考に平竹を使ってこのような骨組みにしてみました。
6mmの平竹を中心に、天骨や筋交い骨(クロスの骨)には8mmの平竹を使って組みました。
浜松凧の尾骨の長さはどのぐらい?
ベースが出来上がってから、尾骨を付けます。尾骨は細めの竹を1本。凧の2倍弱の長さが必要となるので、1帖凧には2m以上の長さの尾骨が必要となります。
地道に平竹を組み上げよう!
組み上げた骨組みが完成。
縦、横と11本の平竹を利用しているので、単純計算で121ヵ所を糸で縛っていくことになります。平竹の準備から始まり、竹の反り具合の確認、組んでいく位置の調整を行い1つずつ結んでいきます。初めてということもあり、ここまで組み上げるのに半日はかかりました。
浜松凧の特徴として、凧の下側の両サイドの角が丸くなっています。これはある程度太めの竹を熱してRを作ってから竹を割っていくとよいみたい。少し挑戦してみましたが、満足のいく形にまで出来なかったので諦めました。なぜ丸くなっているかは昔からの伝統や理由があるんだろうけど知りません。