去年4月から大規模改装のため休館していた浜松科学館が、2019年7月6日(土)に「みらいーら」としてリニューアルオープンしました。
新しく生まれ変わった浜松科学館では、「力 」 「音 」 「光 」 「自然 」 「宇宙 」 の5つのゾーンに分かれ、体を動かし体験できる充実した展示内容となっています。
浜松市科学館 みらいーらのアクセスや営業時間など
<施設情報>
浜松市科学館 みらいーら
住所: 静岡県浜松市中区北寺島町256−3
電話:053-454-0178
営業時間:9:30~17:00 夏の一部期間は18:00まで
定休日:月曜日
WEB:https://www.mirai-ra.jp/
科学館の外に新設されたパワーアスレチック
以前は水で遊べるエリアがありましたが、埋め立てられカフェのテーブルがいくつか並べられていました。晴れた日には、外でランチを食べるのも気持ちがよさそうです。
滑り台やトランポリン、ブランコなどのアスレチック遊具がつくられていて、子供たちに人気の遊び場となっていました。
リニューアルオープンに伴い、化学の原点ともいわれている、ニュートンのリンゴの木が植えられていました。年数が経つにつれて大きくなっていくのが楽しみです。タイミングがよければ、リンゴが落ちる様子をここで観察することができるかな。
浜松市科学館 みらいーらの料金
常設展入場料
大人:600円
中人(高校生):300円
子供(中学生以下):無料
常設展入場料+プラネタリウム1回分観覧料
大人:1,100円
中人(高校生):550円
子供(中学生以下):無料
年間パスポート
大人:2,700円
中人(高校生):1,200円
みらいーら会員カードの作り方
1階の入口を入ってすぐのところで、300円で写真入りのみらいーら会員カードをつくることができます。会員カードで、クイズにチャレンジしてポイントを貯めたり、来館履歴や体験ログを自宅で見ることができるようになります。
スマートフォンを持っている方は、無料でダウンロードできるアプリ「浜松科学館公式アプリ コンパス」がおすすめ。スマートフォンをまだ持っていない子供たちは、会員カードを作成するとより楽しめるようになります。
会員カード作成には、名前の入力、誕生日の入力、最後に写真を撮影して数分で完成。
必要事項の登録が完了後は、カードが出来上がるのを首を長くして待つだけ。
ベースステーションのクイズに答えてポイントを集めよう
科学館内にいくつも設置されているベースステーション。こちらに会員カード、またはアプリのQRコードを読み込ませることでクイズに挑戦することができます。クイズのレベルは2種類から選択が可能でチャレンジモードは難しい問題が出題されます。
クイズに正解をすると、5ポイントゲット!
会員カードやアプリが無くても、ポイントは付きませんがクイズを楽しむことはできます。ポイントはベースステーションごとに1日1回までが対象ですが、クイズは何度も挑戦できるので、チャレンジモードに挑戦したりしてみましょう。クイズの問題もランダムで出題されるので、楽しいです。
みらいーら公式アプリ「コンパス」でコンパス君と会話を楽しもう
アプリをインストールすると、浜松科学館の人工知能(AI)ロボットの、コンパス君と会話を楽しむことができます。おすすめについて聞いてみましたが、オープン2日目のコンパス君は、まだおすすめ情報を教えてくれるだけの引き出しは無いみたい。
ちなみに、コンパス君の好きな動物は、中田島砂丘に来てくれるアオウミガメなんだって。
アプリでは、その日に体験した体験ログを見ることができます。
プラネタリウムがある3階で、ARを活用した月での写真撮影ができますが、撮影した画像は、体験ログの月面ARのところからダウンロードが可能。
クイズでは、この日30ポイント獲得することができました。現在の私のランクは「ルーキー」。ランクはポイントによって、以下のようにランクアップしていきます。
200ポイント以下:ルーキー
200ポイント以上:チャレンジャー
600ポイント以上:ブロンズ
1,200ポイント以上:シルバー
2,000ポイント以上:ゴールド
3,000ポイント以上:レジェンド
ポイントがたまると、ランクに応じて特典がゲットできるようなので、特典を目指して頑張りましょう。最後のポイント獲得から1年以上経過すると、貯まったポイントは無効となるようです。
レジェンドになるためには、先が遠い・・・。
自然ゾーンで浜名湖や天竜川の体験
1階は、自然ゾーンとなっています。浜松の周辺にある浜名湖や天竜川の自然を体験、学習することができます。
自然ゾーン
壁一面に映し出された映像は、スクリーンをタッチすることで浜名湖や天竜川で生息する魚や鳥などについて知ることができます。見るだけではなく、体を動かして生き物たちを探すことができるため、子どもたちにも人気のセクションになっています。
毎日開催されるサイエンスショー
科学館には1階と2階の間に、中2階があります。みらいーらテーブルでは、実験や工作の体験ができるスペースがあります。一定期間で内容は変わって行くので、興味がある内容であれば参加してみましょう!
科学館の中央に設置されている、みらいーらステージでは毎日3回のサイエンスショーが行われます。科学について楽しく学べます!
力・音・光・宇宙の4つのゾーンがまとまった2階
音ゾーン
音ゾーンでは、地元のヤマハ、カワイ、ローランドなどの展示がありました。
ローランドの展示では、マイク、キーボード、ドラム、シンバルの4つの楽器を自由に演奏することができます。マイクはロボットの音に変化も可能で、ロボットの真似をする子どもたちが多かったです。正面のモニターでは、音に合わせて映像が変化していき、特に顔をイメージして動く姿がかわいかったです。
アクティブ・サウンド・ライブでは、4人で曲のジャンルと楽器を選択し体を動かして音をつくって行きます。演奏終了後は、実際に演奏している音や自分の姿を映像で楽しめます。アプリか、みらいーら会員カードを読み込ませることで、演奏した音を持ち帰ることも可能です。
その他、小道具がセットされたスタジオで映像を見ながら効果音をつくる体験も楽しかったです。
光ゾーン
光ゾーンでは、モニターに映し出されたロボットが センシングの技術をいかして自分の動きに合わせてリアルタイムに動かす体験ができます。
赤、緑、青の三原色を組み合わせて色を作って行く体験型ゲーム「カラーミキサー」。なかなか思うように色を作れませんが、体を動かして体験できるので楽しいセクションです。
力ゾーン
力ゾーンでは、ヤマハ、ホンダ、スズキが勢ぞろい。発電機のハンドルを操作するEVサーキットの体験や、ジョイスティックを使った船の操縦体験、車やバイクの走る、曲がる、止まるを体験することができます。
宇宙ゾーン
宇宙ゾーンでは、空気の力で飛ばすペットボトルロケットの体験。足で踏むタイプのポンプで空気を貯めていくのですが、体重が軽い子供はなかなか空気圧を上げることができません。一番遠くまで飛ばすには、410%を超える必要があるそうです。根気よくポンプを踏み続けて、無事に一番高いところまで飛ばすことができました!それぞれ個々のタイミングで、スタートボタンを押しますが、カウントダウンのアナウンスがまたかっこいいんです。
VRゴーグルを装着したニュートリノの観測したりすることができます。プラネタリウムがある3階では、月面ARで宇宙飛行士と月で撮影することができます。
時代の先端を進む、新技術コーナー
新技術コーナーでは、情報技術や宇宙技術に伴った企業や開発者の研究成果が展示されています。展示物は一定期間で切り替わって行くそうですが、宇宙エレベーターなどの技術についての展示がありました。
新しく生まれ変わったカフェ
新しく生まれ変わったお洒落なカフェでは、科学にちなんだメニューなども提供されています。隣には本棚が設置され、自由に本を読むことができます。
カフェエリア以外でも、休憩できる部屋が用意されていて、お弁当など持参して食べることもできるようになっています。
浜松科学館のおすすめポイントは?
産業の街「浜松」の最新技術が展示物に活かされ、体を動かしながら体験し学べるところが一番のおすすめポイントです。地元の子どもたちには、浜松がつくり出している技術について、もっと興味をもっていただければ嬉しいですね。